院 バリアフリー化改修
「国民の代表、十分活動を」

参議院選挙で、大型の車いすを使う難病の患者と重度の障害者の2人が当選したことを受けて、参議院ではバリアフリー化を進めるため、本会議場の改修作業が行われました。

先の参議院選挙では、れいわ新選組から、全身の筋肉が動かなくなる難病のALS=筋萎縮性側索硬化症患者の舩後靖彦氏と、幼いときに障害を負い、手足がほとんど動かなくなった重度の障害者の木村英子氏が初当選しました。

参議院では、来月1日に召集される臨時国会に向けて、2人が議員活動をしやすいようバリアフリー化を進めるため、28日午前から本会議場の改修作業が始まりました。

本会議場では、2人が大型の車いすで出席できるスペースを設けるため、出入り口近くの席を改修して、いすを取り外したり、足元にある15センチほどの段差をなくしたりする作業が28日夜遅くまで行われました。

参議院の事務局によりますと、この改修にかかる費用はおよそ70万円だということです。

参議院では本会議場に電動車いすや医療機器などのための電源を設けるほか、来月1日の初登院に向けて、国会議事堂の中央玄関にスロープを用意するなど対応を急ぐことにしています。

参院 管理部「十分活動できるようサポート」

参議院の管理部の笠間桂次営繕課長は、NHKの取材に対し「2人は、長めのストレッチャー付きの車いすを使用しているので、今回、その対応を新たに考えなければいけない。議員は、国民の代表であり、国会で十分活動できるようサポートしていく。臨時国会が来月1日に迫っているが、できるかぎりの対応をしたい」と述べました。