ルムズ海峡の有志連合
「すぐに派遣の状況にない」

イラン情勢が緊迫する中、ホルムズ海峡の安全確保のため、アメリカが検討している有志連合の構想について、岩屋防衛大臣は、直ちに自衛隊を派遣する状況にはないとする一方、今後の対応は、全体状況を見極めながら判断する考えを示しました。

イラン情勢が緊迫する中、アメリカは、ホルムズ海峡の安全確保のため有志連合の構想を検討しています。

岩屋防衛大臣は、記者会見で「アメリカ側がイランの無人機を撃ち落としたと発表し、イランは、イギリスの艦艇を拿捕(だほ)したということもあり、全体としての緊張はとけていない。ただ、すぐに自衛隊を派遣するような状況にはない」と述べました。

一方で、「アメリカをはじめ関係国と連携し、情報収集を行っている。エネルギー安全保障上、極めて重要な地域であり、外交努力を続けると同時に、全体状況を見ながら、何ができるか判断しなければいけない」と述べ、今後の対応は、アメリカの具体的な提案など、全体状況を見極めながら判断する考えを示しました。