性職員の物触った
富山市議に辞職促す決議案を

富山市議会の木下章広議員が議会事務局で女性職員の机の上にあったものを勝手に触っていたことを受けて、自民党会派など4会派はあすの本会議で辞職を促す糾弾決議案を提出することを決めました。

富山市の議会事務局によりますと、先月25日の午後7時半ごろ、議会事務局で女性職員が自分の机の上のものを木下議員が触っているのを見つけ、上司に届け出ました。

木下議員は1日開かれた市議会で事実を認めて謝罪したうえで、「職員がどのようなことをしているのか好奇心でやってしまった。私の考えが甘かった」などと述べたということです。

また、議会事務局が調べたところ木下議員がおととしから去年にかけて複数の女性職員に自身の活動報告などをメールで送っていたことも確認されたということです。

これを受けて、最大会派の自民党会派は、木下議員に対して議員としてあるまじき行為を重ねたことは信頼回復に向けて努力してきた議会の努力を台なしにするなどとして、3日の本会議に、賛同するほかの3つの会派とともに辞職を促す糾弾決議案を提出することを決めました。

残る会派の議員も賛成するとみられ、決議案は3日の本会議で可決される見通しです。

自民党会派の高田重信政調会長は、「政務活動費の不正の問題で市議会が信頼回復に向けて努力している中で木下議員がしたことは市民に対して謝らなければならない」と話しました。