皇皇后両陛下
マクロン大統領夫妻と会見

天皇皇后両陛下は、27日、来日しているフランスのマクロン大統領夫妻と会見されました。

フランスのマクロン大統領夫妻は、28日開幕するG20大阪サミットに出席するのを前に、27日正午、皇居・宮殿を訪れ、出迎えた両陛下は、大統領夫妻とフランス語であいさつを交わされました。

このあと、宮殿の「竹の間」で会見が行われ、天皇陛下は、去年9月、日本との友好160周年を迎えたフランスを訪れたことを念頭に、「昨年に続きお会いでき、うれしく思います」と述べられたということです。

マクロン大統領は、「今回、陛下にお招きいただき、お会いできて大変光栄です」とこたえたということです。

また、サミットについて、大統領が、気候変動や貿易問題が議論されると話すと、天皇陛下は、「気候変動はますます重要な問題となっています」と応じ、「今フランスは猛暑と伺っていますが」と話されたということです。

これに対し大統領は、「そのとおりで、今週は場合によっては40度まで気温が上がると言われています。これも気候変動の影響です。各国が力を合わせて取り組まなければならない極めて重要な課題であると思います」と述べたということです。
このあと両陛下は、皇族方とともに、大統領夫妻との昼食会に臨まれました。会見や昼食会は終始和やかな雰囲気で行われ、皇后さまは、通訳をほとんど介さずフランス語や英語でやり取りされたということです。