今度はの高さ3m誤り
イージス調査データ 防衛省

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備候補地の秋田市に関連する調査データに誤りがあった問題で、岩屋防衛大臣は、地形を検証する資料で、新たに山の標高についても誤りがあったことを明らかにし、陳謝しました。

新型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアの配備をめぐり、秋田市に関連する調査データのミスや、住民説明会で職員が居眠りしたことなどに地元では反発が広がっています。

こうした中、岩屋防衛大臣は記者団に、「グーグルアース」を使って作った秋田市以外の調査地点の地形を検証する資料の中で、新たに山の標高についても誤りがあったことを明らかにし、「誠に申し訳なく思っており、あってはならないことだ」と陳謝しました。

ただ、ミスによる標高差は3メートルと小さいことから、配備の適否の判断に大きな影響を与えることはないとしています。

岩屋大臣は「現地の調査をしっかり行い、資料を修正して具体的で分かりやすい説明ができるようにしていきたい」と述べ、今後、追加の測量などを行ったうえで、改めて地元に説明し配備に理解を求めていく考えを示しました。