新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、調査データに誤りがあったことなどを受けて、立憲民主党の辻元国会対策委員長は、14日、候補地の秋田市を訪れ、岩屋防衛大臣に対する不信任決議案の提出も含め、対応を検討していく考えを示しました。

イージス・アショアの配備をめぐり、候補地の秋田市に関連する調査データに誤りがあったほか、その後の住民説明会で、職員が居眠りしたことなどに、地元では、反発が広がっています。

これを受けて、立憲民主党、国民民主党、共産党の国会対策委員長らが、14日午後、秋田市を訪れ、防衛省が配備先としている自衛隊の演習場を周辺から視察したほか、地元の住民と意見を交わしました。

このあと、立憲民主党の辻元国会対策委員長は、記者団に対し「住民だけでなく、国民を向いていない防衛政策と言わざるをえない。委員会で、岩屋防衛大臣をただし、住民や国民をないがしろにするのであれば、大臣としての資格があるのかも含め、協議しなければならない」と述べ、岩屋大臣に対する不信任決議案の提出も含め、対応を検討していく考えを示しました。