メネイ師はこれまでの
立場を述べた」河野外相

イランの最高指導者ハメネイ師が、安倍総理大臣との会談で、アメリカとの対話を拒否する姿勢を示したことについて、河野外務大臣は、これまでのイランの立場を述べたにすぎないと指摘したうえで、日本としてはイランとの対話を続けていく考えを示しました。

安倍総理大臣とイランの最高指導者のハメネイ師との会談について、イラン側は、ハメネイ師が「アメリカを信用しておらず、圧力にさらされている中で対話に応じることはない」と述べ、アメリカとの対話を拒否する姿勢を示したことを明らかにしました。

これについて、会談に同席した河野外務大臣は記者会見で、「イランは、これまでも、『制裁のもとでの交渉は行わない』と言ってきている。ハメネイ師はこれまでの立場を述べたもので、特に強い反発とは認識していないし、会談は非常に和やかに行われた」と指摘しました。

そのうえで、「今回、安倍総理大臣とイランの最高指導者との初の会談が行われたわけであり、日本としては、引き続き、イラン側と対話を続けていきたい」と述べました。