後2千万円「反省すべき
点は反省したい」金融庁幹部

老後に備える資産が2000万円必要だなどとする金融庁の審議会の報告書が議論を呼んでいることについて、金融庁の幹部は、13日開かれた会議の中で「反省すべき点は反省したい」と述べました。

金融庁では、13日、昨年度の政策について大学教授らの有識者が評価する会議が開かれ、この中で、老後に備える資産がおよそ2000万円が必要になるなどとした審議会の報告書が議論を呼んでいることについての見解が問われました。

これに対し、金融庁の担当幹部は「報告書については、麻生副総理兼金融担当大臣が、『世間に誤解や不安を与え、政府の政策スタンスとも異なる』として正式な報告書として受け取らないと発表した」などといきさつを説明しました。

そのうえで、担当幹部は「今回のこうした事実をきちんと受け止めて、反省すべき点は反省したい」と述べました。