山議員 与野党が糾弾
決議案提出の方向で調整

丸山穂高衆議院議員が北方四島を戦争で取り返すことの是非に言及したことなどをめぐって、衆議院議院運営委員会の与野党の筆頭理事が会談し、丸山氏を糾弾し、みずから進退を判断するよう求める決議案を共同で提出する方向で調整を進めることになりました。

会談で与党側の筆頭理事を務める自民党の菅原一秀氏は、丸山穂高議員を糾弾し、みずから進退を判断するよう求める新たな決議案を与野党共同で提出し、6日の衆議院本会議で可決したいと提案しました。

これに対し、野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の手塚仁雄氏は、丸山氏に議員の資格はないという趣旨が盛り込まれるなら問題ないとして、決議案の内容について、ほかの野党とも調整を進めることになりました。

一方、議院運営委員会の理事会では、丸山氏が3日提出した弁明書が示されました。

弁明書で、丸山氏は「言動が不適切で配慮に欠くものであることは間違いない」として謝罪する一方、「前例なしに人民裁判的な決定を行う言論府となることが危惧される」として、衆議院が処分や決議を行うことに反対しています。

そして「出処進退は議員自身が判断すべきことで、最終的には有権者の判断によるべきものだ」として、議員辞職を否定しました。