日米共同記者会見 全文

安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領は27日、日米首脳会談を行ったあと、そろって記者会見を行いました。全文を掲載します。なおトランプ大統領の発言とアメリカメディアの記者の質問は、同時通訳によります。

【冒頭発言】
(安倍総理大臣)5月1日に天皇陛下がご即位され、日本は令和という新しい時代を迎えました。新たな時代の幕開けに最も重要な同盟国である米国の大統領ご夫妻であり、そして私と妻の大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を初の国賓としてお出迎えできること、大変うれしく思います。トランプ大統領とは先月もホワイトハウスで首脳会談を行い、メラニア夫人の誕生日を一緒にお祝いを致しました。来月もG20大阪サミット出席のため再び来日していただきます。平和安全法制により日米は互いに助け合うことができる同盟となり、その絆は盤石なものとなりました。そしてドナルドとの非常に親密な個人的信頼関係により、日米同盟の絆は、もはや揺るぎようのない、世界で最も緊密な同盟となりました。令和の新たな時代において、日米は真のグローバルパートナーとして、地域と国際社会の平和と安定を主導していきます。このたびのトランプ大統領ご夫妻の国賓としての訪日は、日米のこの揺るぎない絆を内外に鮮明にする絶好の機会となりました。トランプ大統領とメラニア夫人の友情に心から感謝いたします。本日の首脳会談では、最新の北朝鮮情勢を踏まえ、十分な時間をかけて方針の綿密なすりあわせを行いました。日米の立場は完全に一致しています。トランプ大統領とメラニア夫人には一昨年の訪日の際に、引き続き改めて拉致被害者のご家族と面会して頂き、ご家族のみなさまを励まし、勇気づけて下さいました。何よりも重要な拉致問題の1日も早い解決に向け、次は私自身がキム・ジョンウン委員長と直接向き合わなければならないとの決意です。条件をつけずにキム・ジョンウン委員長と会って、率直に、虚心たん懐に話をしたいと考えています。トランプ大統領からもこうした私の決意に対し、全面的に支持する。あらゆる支援を惜しまないとの力強い支持を頂きました。引き続き日米で緊密に連携しながら、あらゆるチャンスを逃さず、拉致問題の1日も早い解決に向け、果断に行動してまいります。本日の首脳会談では、エネルギー、デジタルおよびインフラ分野を含め自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた日米協力が着実に進展していることを歓迎しました。今後とも日米で手を携え、この日米共通のビジョンの実現に向けた協力を力強く推進してまいります。豪州、インド、ASEAN、英国、フランスをはじめとする関係諸国と自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を強化、拡大していくことでも一致しました。トランプ大統領が就任して以来、日本企業は米国への240億ドルの新たな投資を決定し、これにより4万5000人の新しい雇用を生み出すことになります。大統領が実施した大胆な税制改革によって自動車やエネルギー関係の日本企業がオハイオやペンシルバニア、ミシガン、アラバマやケンタッキーといった州に新たな投資を決定しました。世界でもっとも米国の経済に貢献しているのが日本企業であります。前回の首脳会談からたった1か月の間に日本企業による対米投資は10億ドルも増加しました。旺盛な投資意欲のもと、日本企業は対米投資を次々と決定しています。日米経済関係はウィンウィンの形で大きく発展しつつあります。昨年9月の共同声明に沿って、茂木大臣とライトハイザー通商代表との間で議論が進められていることを歓迎します。本日の会談では、トランプ大統領との間で、日米ウィンウィンとなる形の、早期成果達成に向けて、日米の信頼関係に基づき議論をさらに加速させることで一致しました。来月、G20大阪サミットの際に、トランプ大統領を大阪でお迎えできることを大変楽しみにしています。G20サミットの成功のため、日米協力は不可欠です。引き続きトランプ大統領と緊密に連携して参ります。昨日のゴルフ、大相撲観戦、メラニア夫人を交えた夫妻同士の夕食会を含めて、トランプ大統領とくつろいだ雰囲気のなかで、さまざまな話をし、トランプ大統領との友情と信頼関係をさらに深めることができました。ドナルドが優勝した朝乃山関に大統領杯を手渡したときの館内の盛り上がりと熱狂は伝統ある大相撲のうちに新しい時代にふさわしい新たな一ページを刻みました。ドナルドありがとう。あすはトランプ大統領とともに、横須賀に停泊中の護衛艦「かが」を訪問し、日米同盟の強固な絆を内外に示したいと思います。最後に改めてドルナルドとメラニア夫人に新たな令和の時代における初めての国賓として訪日いただいたことに心から感謝します。

(トランプ大統領)安倍総理大臣、ファーストレディーも私も美しい国にかえってくることができ名誉に思っています。天皇陛下即位後初めての国賓としてお招き頂きました。アメリカを代表して私はこの優雅な素晴らしい招待、そして温かい歓迎に感謝を申し上げたいと思います。素晴らしいことです。メラニアも私も日の出ずる国にかえってくることが出来本当にうれしく思っています。歴史的なこの瞬間に立ち会うことができました。古代の日本の伝統を見ることができました。新しい天皇の時代が始まります。新しい天皇陛下がこれからも素晴らしい上皇さまの伝統を引き継いでいくことを私は非常に楽しみにしています。また、きのうは総理夫妻と一緒に大相撲を観戦しました。これまでも私はずっと大相撲を観戦したいと思っていました。私が思っていたよりもより強くより大きい力士を見ることができました。そして私は初めてアメリカの大統領杯を優勝した力士に授与することができました。これもすばらしいことです。そしてけさはすばらしい歓迎式典を受けました。天皇陛下と皇后さまからお迎えを頂きました。日本の素晴らしい文化と伝統、これは本当に素晴らしい、驚嘆の念を禁じ得ることができません。私たちを歓迎してくださったことに感謝をもうしあげます。そして本当に素晴らしい伝統のある国、愛されてきた本当に素晴らしい伝統ある国です。また総理と私が、親密な友情関係を深めることができました。また両国の友情関係も深めることができました。アメリカと日本の同盟関係はこの地域の繁栄と平和の礎となっています。また世界の繁栄と平和の礎です。安倍総理と私は親密に協議を行って、朝鮮半島の平和とまた繁栄をもたらしていきたいと思っています。私たちのアプローチは強さを通じた平和を成し遂げることです。それは強い同盟関係です。日本とアメリカの同盟関係は盤石です。私たちは平和を望んでいます。安定を望んでいます。私たちはこれからもキム・ジョンウン委員長がこのチャンスを生かし、北朝鮮を変えていくことを望んでいます。非核化に向けて動くことを期待しています。北朝鮮は経済的にも様々な分野でも大きな潜在力を持っています。アメリカは拉致問題についても取り組んで行きたいと思っています。安倍総理にとって最優先課題であることは私もよく分かっています。きょうは拉致被害者の家族と二回目の会談をしました。心が引き裂かれるような話でした。愛する家族が北朝鮮によって引き裂かれたのです。アメリカは引き続き日本の努力を支援します。拉致被害者を帰国させるための努力です。そのほか重要な安全保障の問題でも協力していきます。アメリカは日本の貿易能力強化の努力を支援します。最近日本への防衛装備、アメリカ製品の販売に関して、世界最高の装備ですが、これを販売することをしました。そして、アメリカの防衛装備では日本は最大の買い手となりました。そして、さらに新たなF35ステルス戦闘機を105機購入頂けるということで、ステルス機ということは目に見えないわけですね、F35機としてはアメリカの同盟国の中で日本が最もこれを保有することになります。私たちのこの関係は共通の価値観に基づいています。日本の自衛隊とそしてアメリカの軍は世界各地で共同演習を行っています。あすは、アメリカの部隊とそして日本の防衛隊のもとを訪れます。日本の人々が私たちの兵士、そしてその家族を迎え入れて下さっていることに感謝したいと思います。そして、公正、そして相互主義に基づいて私たちは協力していきます。今2国間の貿易合意を目指して交渉を行っています。両方の経済にとってプラスとなることです。私たちは対日貿易赤字を削減しようとしています。貿易障壁、あらゆる障壁を取り除き、アメリカの輸出品が公正に、そして日本の市場に根付くことを願っています。アメリカの牛肉ですが、初めて2003年以来、日本の市場に完全なアクセスを許されました。さらに貿易問題で近いうちに多くを発表できるでしょう。安倍総理ときょうは、劇的に私たちの協力関係を拡大することで合意しました。これはアメリカの宇宙飛行士を宇宙に送る計画です。私たちは月に行き、すぐに火星をも目指すでしょう。非常に興奮するプロジェクトです。そして軍としても宇宙ほど重要な点はありません。これはエキサイティングな出発点となるでしょう。それ以外の分野でも協力していくことができます。総理、今週の日本訪問は、アメリカと日本の同盟関係の強さを思い起こさせてくれました。両国の国民の友情関係を思い起こさせてくれました。この重要な瞬間に日本を訪れたことを誇りに思います。歴史上素晴らしい瞬間です。新しい時代を迎えました。そしてその時代は令和、美しい調和という意味を持つ名前です。アメリカはこの素晴らしい日本の未来への意欲をたたえたいと思います。素晴らしパートナーシップをこれからも続け、そして、この高貴なビジョンを本当に実現していくことに貢献していきたいと思っています。

【質疑】
(記者)安倍総理に北朝鮮による拉致問題についてお伺いします。日朝首脳会談について、総理は一度の会談で問題解決にメドをつけるお考えでしょうか。それとも複数回会談を行い、解決を図っていく必要があるとお考えでしょうか。またいつごろまでの会談の実現を目指されるのか、早ければ年内にも実現を目指すお考えでしょうか。その際、米国を含めた3者会談は選択肢におありか、お聞かせください。

(安倍総理大臣)北朝鮮との関係については、まずトランプ大統領がキム・ジョンウン委員長との間にで相互不信のからを破り、非核化の先の明るい未来を共有し、北朝鮮に行動を促すという新しいアプローチを取ってきていることに改めて敬意を表したいと思います。何よりも重要な拉致問題の解決に向け、次は私自身がキム・ジョンウン委員長と向き合わなければならないと決意をしています。条件をつけずにキム委員長と会って、率直に虚心たん懐に話しをしたいと考えています。本日の会談ではこうした私の決意に対し、トランプ大統領から全面的に支持する、あらゆる支援を惜しまないとの力強い支持を頂きました。トランプ大統領と拉致被害者ご家族との面会では一人一人の目を見据えながら、時折、うなずきながら真剣に話を聞いていただきました。この拉致問題を解決をしなければいけない。この思いを共有していただいたと思っています。改めてこの拉致問題の解決に向けて、トランプ大統領の惜しみない支援に、協力に感謝申し上げたいと思います。ただいま、ご質問いただいた諸点を含めて、日朝首脳会談については現時点においては、めどが立っているわけではありませんが、日本としては、日朝平壌宣言に基づいて拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決をして、そして、不幸な過去を清算して正常化を目指すという方針に変わりはありません。拉致問題は安倍内閣における最重要課題であります。ご家族のみなさまも、ご高齢となられるなか、総裁としての任期はどうか、あるいは果たして一回の会談で解決できるかどうかということに、これは関わりなく、この問題の解決に向けて全力を尽くさなければならないという責任を私は総理大臣として負っているわけであります。今後も、この責任を果たしていくために、総理大臣として日々全力を傾けていく決意であります。

(記者)大統領、家から遠く離れたところなので、2つの質問をさせてください。大統領がきのうツイートされたようにキム委員長が小さなミサイルが違反ではないなら何が違反とみなすか?
トランプ大統領)キム委員長がですね。経済的に非常に強い国を作ろうとされています。それについて多くを話しました。彼はわたしと同じように北朝鮮には、大きな経済の可能性があると信じています。世界でそのような国はほかに多くはありません。ゆえにキム氏は、この核の開発はこれは決して起こらない、それは悪い結果しか招かないということはよくわかっていらっしゃると思います。とても賢い方ですから、ゆえにいつの段階は私は急がせるつもりはありませんけれども、まだ制裁がありますし、拉致被害者が帰ってきて、遺骨が返還され、そしてその間2年間核実験がない、これが続くことを願います。いままで見たんですが過去の政権において、10回、12回、18回ミサイル発射実験、核実験があったんですが、ここ2年間はゼロ、ゼロでした。私はその現状には満足しています。方向性にも満足しています。情報機関も同じです。個人的にそう思っています。

(記者)民主党が大統領の捜査をやめるまで協力できないと言っていました。大統領の公約はどうなるんでしょうか。
(トランプ大統領)これほど透明性の高い大統領はいないと思います。モラー特別検察官の報告書が発表され、共謀はなかったという結果になりました。民主党はそれを理解することができないんです。民主党は、捜査を行っていますが、非常に憤った18の民主党員が捜査を行っています。ヒラリークリントンのもとで働き、クリントンを支持している人ばかりです。モラー特別検察官は私の友人ではありませんが、正しいことをしたと思います。ただ、民主党としては非常に失望しており、事実を受け入れることができないんですね。ロシアとは話をしたこともないし、取引を行ったこともありません。ですから私からこう申し上げたいと思います。疑いなく、私たちはこれまでの大統領がほとんどできなかったことをやってきました。それを気に入らないという人もいたかもしれません。私は世界で最高の経済を成し遂げたんです。きのう、安倍総理と会談を行いましたが、まずはじめ、安倍総理は私に対し素晴らしい経済状況だと褒めたたえてくださいました。お祝いを言ってくれました。ですから経済はうまくいっていると思います。USMCA、カナダとメキシコの貿易協定ですね、これはほとんどもう出来上がっています。いまこの時もライトハイザー通商代表部代表などが努力を行っています。また労働組合も農家もこれを歓迎しています。製造業も歓迎しています。企業がアメリカからメキシコやカナダなどに拠点を移していました。しかしいまそうではなくなっていくでしょう。民主党のペロス下院議長もこれを受け入れると思います。もし議会が承認すれば私も署名をします。これは我が国にとって非常に有効だと思っています。
(記者)総理にも2つ質問させてください。きょうトランプ大統領から保証を与えられました。6か月後に自動車部品に関税を課さないという言質です。
(トランプ大統領)私も答えを聞きたいですね。
(安倍総理大臣)昨年9月にですね、私とトランプ大統領は共同声明に合意を致しました。いまお話のあった自動車部品も含めてですね、現在この共同声明に基づいて茂木大臣と、そしてライトハイザー通商代表の間で、議論が行われております。きょうこうした議論をさらに加速させていくことでトランプ大統領と合意したところであります。
(記者)2つめの質問ですけれども・・・
(トランプ大統領)合計4つですね。それで十分でしょう。お仲間がこれ以上の質問は満足じゃないんじゃないですか。
(記者)安倍総理大臣に日米貿易協定の交渉についてお伺いします。参院選を前に一部業界団体からは不安の声も出ていますけれども、農産品の関税についてはTPP水準が最大限であるという日本の立場に変わりはないでしょうか。また、今後の合意に向けての日程感ですけれども、トランプ大統領のきょうの会談の冒頭で「8月に大きな発表」とご発言なさってますが、これは総理も同じ認識をお持ちなんでしょうか。またきょうの会談では具体的なスケジュール感についてどのような話し合いがなされたのでしょうか。そしてアメリカと中国の貿易を巡る対立が激しくなっていますが、その展望についてはどういった協議されたのか。また日本として、この対立を緩和するためにどういった役割を果たそうとお考えなのか以上お聞かせください

(安倍総理大臣)2問ご質問頂いたと思いますが、昨年9月にですね、私とトランプ大統領は日米共同声明に合意をしました。これに基づいて、茂木大臣とライトハイザー通商代表との間で精力的な議論が行われています。今回も茂木大臣とライトハイザー通商代表の間で相当詰めた議論が行われたと承知しております。トランプ大統領とは両大臣間の議論をさらに加速させるということで一致しました。日米共同声明を大前提に、日米双方にとってウィンウィンとなる合意とする考えであります。そして次に、米国と中国との米中の貿易交渉についての質問だと思いますが、米国と中国はそれぞれ世界第1位と第2位の経済大国であります。米中の両国の間に安定的な経済関係が築かれることはですね、日本のみならず、アジアや、あるいは世界にとって極めて重要なことだろうと思います。その観点から引き続き、日中両国が対話を通じて建設的に問題解決を図ることを期待しています。きょうも、トランプ大統領との間においては、経済の問題についても議論を致しました。また、この世界経済全体について、今質問でおっしゃったような、さまざまな課題についても議論をしたところであります。
(トランプ大統領)私からも付け加えたいと思います。私はTPPとは関係がありません。私は何にも縛られていません。ほかの人とは違います。TPPはアメリカの自動車産業を破壊していたでしょう。またアメリカの製造業も破壊していたでしょう。私たちはTPPには参加していません。ほかの多くの国と違って、アメリカは縛られていません。中国に関しては、中国は合意を望んでいると思います。再交渉の前に合意案があったはずです。中国は合意にこぎ着けたいと思っていますが、アメリカはそうではありません。何千億ドルの関税がかかっている問題です。しかし、将来的に中国とアメリカはおそらく素晴らしい貿易合意に至ることができるでしょう。私はそれを楽しみにしています。
(記者)ありがとうございます。先ほどの質問を受けて、私も2つ聞きたいと思いますけれども、1つは貿易ですけれども、大統領、日本は自動車に対する関税を避けるためには何をすべきなんでしょうか。このあとG20でもいらっしゃいますけれども、中国との話し合いはことし軌道に戻るでしょうか。
(トランプ大統領)まずG20ですけれども、私たちは色々な問題を日本と話し合っています。今信じがたいほどの大きな貿易不均衡が存在します。これは長年続いてきたことです。日本側が非常に有利になっているわけですね。素晴らしいビジネスマンで、素晴らしい交渉を持ってらっしゃるので苦しい立場ですけれども、日本と同じように私たちも将来、中国と話し合わなければなりません。多くの会社が関税ゆえに中国を離れています。中国は多くの産業にですね、助成金を出しています。おろかだと言う人もいます。中国に対する関税を払っているはアメリカの納税者だというようなことを言っている人もいますけれども、そういうわけではありません。そういう仕組みではありません。一部を払っていますけれども、企業はですね、多くのお金を受け取っています。そして、そのうち比較的わずかですけれども農業に私たちは提供しています。それをですね、例えばですね、農家を標的にして、農家を傷つけようと思っているのかもしれませんが、私は国のために交渉しています。アメリカの農家もですね、愛国者です。彼らは助成金など望んでいません。私は32、35、40人ぐらいのですね、農家の人と繰り返し会っています。彼らは助成金は望んでいません。彼らは公正なですね、競争の場所が欲しいだけですね。中国は私たちにつけこんで、あなたたちにつけ込んでいる中に助成金を出して欲しいかと言ったら、私たちが欲しがっているのは助成金ではない。公正な競争だといいました。アメリカの農家、彼らは偉大な愛国者です。信じがたいほど素晴らしい人たちです。そして私に100%賛成してくださっています。私たちは中国ととてもいい合意を将来結ぶことができるでしょう。中国がこのような数千億もの関税を払い続けることができるとは思いません。数百数千という企業が中国から撤退しています。そしてアジアの他のところへと移っているんです。ベトナムですとか、正直に言って日本もそうですね。そしてアメリカにも来ています。関税を払いたくないからです。そして払う必要はないんです。必要なのはアメリカに企業を移せばいいんです。そうすれば、25%の関税なんてありません。しかしアメリカと中国がですね、とてもよい貿易合意に至る可能性が高いと思います。

(記者)北朝鮮についてツイッターを昨日発信なさいましたね。北朝鮮が国連決議に違反したと思いますか。短距離ミサイルを発射しました。また大統領は、少し立ち止まることはありませんか。残酷な独裁者と取り引きを行おうとしています。バイデン前副大統領が言ったようにアメリカ人のためにならないのではないでしょうか。

(トランプ大統領)キム・ジョンウン委員長は声明を発表しました。その中で、バイデン副大統領、前副大統領はIQが低いと言っていました。それについては私も同じ意見になれるかもしれません。また同時に、アメリカ国民はもしかしたら北朝鮮が国連決議に違反しているかもしれないと思っている人もいるかもしれません。しかし、私はそうは思っていません。もしかしたら注目を集めたいだけかもしれない。そうでないかもしれません。それはわかりません。北朝鮮は核実験は行っていません。弾道ミサイルも発射していません。長距離ミサイルも発射していません。いつの日か合意に至ることができると思います。私は急いではいません。いま、大きな制裁が北朝鮮にかかっています。そしてキム・ジョンウン委員長も理解しているはずです。信じられないような経済的な潜在力を北朝鮮が持っていることを。北朝鮮はロシアと中国の間に存在しています。また、反対側には韓国もあります。本当に素晴らしいロケーションです。不動産業でもよくそういう言葉を使います。立地が非常に素晴らしいんです。私は本当に信じています。他の国、イランもそうです。イランも合意を望んでいるかもしれません。その可能性もあると思います。

(記者)しかし、あなたが独裁者をアメリカの副大統領よりもですね、たたえていることへの批判にはどう答えますか。

(トランプ大統領)私はですね、前副大統領とも前大統領とも、イランとのひどい合意を結んだことが問題だと思います。私が就任した時にですね、中東各地でテロが行われていました。そしてそのシリアであれ、イエメンであれ、この小さな攻撃であれ、イランが裏で手を引いていました。そしてですね、いま撤退しています。なぜなら経済で大きな問題を抱えているからです。私たちが深刻な制裁を科したからです。それから鉄鋼とさまざま、彼らが売っていたものに対して科しました。そして、石油も同じですね、私はイランを傷つけたいと思っているんではないんです。イランが核兵器を断念することを求めています。いまですね、イランに核兵器は必要ありません。そして彼らは合意に応じるでしょう。イランにはこちらにも大きな経済の可能があると思うんですね。ゆえに、彼らはですね、それを見せることができるようになることを願っています。イランからの多くの人に会いました。素晴らしい人たちでした。素晴らしい国になる可能性もあります。同じ指導者でです。私は政権交代を目指している訳ではありません。その点をはっきりと申し上げております。核兵器を断念してほしいだけです。そしてバイデン前副大統領、オバマ前大統領が署名した合意をみますとですね、彼らは自由に核兵器にアクセスできるではないでしょう。それでも違反とはみなされません。しかも短期的な期間を限られています。これは一体どういう合意でしょうか。このようなものでは成り立ちません。そのほか悪い合意はたくさんあるので、私がどちらの味方とかそういうことではないんですね。バイデン氏がしたことは悲惨なことです。オバマ政権の成果、これは本当に大惨事と言えるでしょう。いろいろなことにおいて言えますね。経済もそうですし、この防衛でもそうです。多くの問題を残しました。私が彼のファンでないことは明らかです。

(記者)安倍総理は、トランプ大統領が言っているように北朝鮮に対して楽観的な考えをお持ちでしょうか?最近のミサイル発射実験についてもトランプ大統領と同じ考えでしょうか?もしイランを訪問した場合には、どのような話をするのか?
(安倍総理大臣)トランプ大統領が米朝首脳会談を行い、そしてキムジョンウン委員長とともに、朝鮮半島の非核化について合意をし、そしてサインをしたことは大変、大きな意義があったと思います。まさに相互不信の殻を破り、非核化の明るい未来を共有し、そして北朝鮮の行動を促すという新しいアプローチについて日本は支持をしているわけであります。もちろん、北朝鮮の非核化はずっと実現できなかったわけでありますが、しかし、であるからこそこの難しい課題、この課題にいまトランプ大統領が新しいアプローチで挑戦をしている。当然、日本は北朝鮮の隣国でありますから、最も脅威を感じている国であります。その国の日本の首相として、私はトランプ大統領の行動をそして方針を支持をしているし、支援をしていきたいとこう思っているわけであります。そのなかで日本にとっては、拉致問題は極めて重要な課題でありますが、ハノイにおける首脳会談においては、トランプ大統領から私の考え方を初めてキムジョンウン委員長に伝えていただいた、このことについて、私も日本も感謝をしているところでございますし、さきほどトランプ大統領が会見を行った、会っていただいた拉致被害者のご家族みなさまも大変、感謝をおられましたし、このトランプ大統領のアプローチに望みをかけたいとみなさんおっしゃっていたわけでございます。そして、今回のミサイル発射についてでありますが、5月9日の北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、極めてこれはいままで述べている通りでありまして、これは極めて遺憾でありますが、同時に私はトランプ大統領のキム委員長との間で、とってきた新しいアプローチについては改めて敬意を表したいとこう考えているところでございます。いずれにいたしましても、朝鮮半島の非核化に向けて、日米韓で協力しながらロシアや中国とまた国際社会と協力をしながら 現在の米朝このプロセスを支援していきたいとこう考えています。イランにつきましては、イランの核合意については日本は随時今まで立場を表明してきたとおりであります。中東地域の平和と安定は、日本、米国のみならず、国際社会にとって極めて重要であろうとこう考えています。そんななかで地域の平和と安定に資するために、日本は日本としての責任を果たしていきたい。日本ができることについては、ぜひ行っていきたいとこう考えています。今後とも日米で緊密に連携をしながら、この現在のイラン情勢をめぐる緊張状態を緩和していきたいと思いますし、間違っても武力衝突に至ることがないように努力をしていきたいと思っています。