山議員に「けん責決議案」
自公が提出へ

北方四島を戦争で取り返すことの是非などに言及した丸山穂高衆議院議員に対し、自民・公明両党は、反省を促すため、21日、「けん責決議案」を提出する方針で、先に議員辞職勧告決議案を提出した野党側との間で、取り扱いをめぐって協議が行われる見通しです。

北方四島を戦争で取り返すことの是非などに言及した丸山穂高衆議院議員に対しては先週、立憲民主党など野党6党派が、議員辞職勧告決議案を提出しました。

これに対し、丸山氏は、20日、「発言に関して出すのは、ゆゆしき事態で、言論の府が、みずからの首を絞めかねない行為だ」と述べ、決議案が可決されても、議員辞職しない考えを重ねて示しました。

一方、自民・公明両党は、辞職勧告決議案は、これまで逮捕された議員に対して提出されたケースがほとんどだとして、発言を理由にした辞職勧告には慎重な姿勢です。そして、これとは別に、21日、「けん責決議案」を共同で提出することにしていて、決議案では、「丸山氏の発言は平和主義に反し、国益を大きく損ない、衆議院の権威と品位を失墜させるもので、到底看過できない」として「猛省を促す」としています。

自民・公明両党は、野党側の賛同も得て、「けん責決議案」を可決したい考えで、21日、衆議院議院運営委員会の理事会で2つの決議案の取り扱いをめぐって協議が行われる見通しです。

自民 森山氏「議員の身分は非常に重い」

自民党の森山国会対策委員長は20日記者団に対し「議員の身分は非常に重く、発言によって衆議院議員の辞職勧告決議案が出されたことはないと理解している」と述べ、辞職勧告には改めて慎重な姿勢を示しました。

一方で「極めて遺憾な発言だ。十分反省してもらいたい」と述べ、21日に丸山氏に対する「けん責決議案」を公明党と共同で衆議院に提出する考えを示しました。

自民 二階氏「いちいち辞職を申し入れるべきでない」

自民党の二階幹事長は記者会見で、丸山穂高衆議院議員に対し、野党6党派が提出した議員辞職勧告決議案について、「議員の発言が適切かどうかで、いちいち辞職を申し入れるべきではない。国民の負託を受けて、当選を果たした議員の身分なので、あくまで慎重に対応すべきだ」と述べました。