破派パーティーで結束
呼びかけ 首相は出席せず

夏の参議院選挙に向けて、自民党の石破派のパーティーが開かれ、石破元幹事長は「どの派閥だろうが、全力でまい進しなければならない」と述べ、結束を呼びかけました。総裁選挙で石破氏と争った安倍総理大臣は、出席しませんでした。

自民党の石破元幹事長が会長を務める派閥のパーティーが13日夜、東京都内のホテルで開かれ、二階幹事長ら党幹部も出席しました。

この中で石破氏は去年、総裁選挙に立候補したことに触れ「議論はするが決まったら、夏の参議院選挙に向けて、どの派閥だろうが、どんな立場だろうが、全力でまい進しなければならない」と述べ、結束を呼びかけました。

二階氏は「参議院選挙で自民党が圧勝できるよう、力添えを得たい」と述べ、石破派に協力を求めました。

また逢沢元国会対策委員長は総裁選挙で石破氏が党員票の45%を獲得したことを紹介し「党員の向こうに国民の声があることを肝に銘じ、緊張感を持って政治を進めなければならない」と指摘しました。

一方、総裁選挙で石破氏と争った安倍総理大臣は出席しませんでした。

参議院選挙にあわせた衆参同日選挙の臆測もくすぶる中、自民党の各派閥は先週の二階派に続いて、麻生派なども近くパーティーを開催し、結束を確認することにしています。