罰禁止や虐待再発防止の
法案 野党が共同で提出

児童虐待を防ぐため、立憲民主党など野党側は、体罰を禁止する規定を設けるとともに、虐待した親の再発防止プログラムの導入などを盛り込んだ法案を共同で衆議院に提出しました。

野党側が提出した児童虐待防止法などの改正案では、児童福祉司の増員や、子どもの権利を擁護するため、体罰を禁止する規定を新たに設けています。

また、虐待した親に対する再発防止プログラムの導入や、虐待が疑われる場合、専門的な知見をもった医師の意見を聴取することを児童相談所に義務づけることを盛り込んでいます。

これを受けて、衆議院では27日から始まる10連休のあと、政府が提出した法案と合わせて審議が行われる見通しです。

法案を提出した立憲民主党の阿部知子氏は「法案の審議によって、子どもたちを救う道を拡充させたい。与党にも受け取ってもらい、成立させてほしい」と述べました。