田前復興相の発言で
被災3県知事に陳謝 復興相

鈴木オリンピック・パラリンピック担当大臣は19日、岩手、宮城、福島の被災3県を訪れて、それぞれの知事と会談し、東日本大震災をめぐる桜田前大臣の不適切な発言を陳謝し、大会の成功に向けた協力を要請しました。

東日本大震災をめぐる不適切な発言で辞任した桜田前大臣の後任として、再び起用された鈴木オリンピック・パラリンピック担当大臣は19日、岩手、宮城、福島の被災3県を訪れ、はじめに宮城県庁で村井知事と会談しました。

この中で、鈴木大臣は「前大臣の不適切な発言で被災者の皆様の心を傷つけてしまい、大変申し訳ない」と述べ、陳謝しました。

そのうえで、鈴木大臣は「私も被災地出身なので、いま一度、信頼関係を取り戻し復興オリンピック・パラリンピックの具現化のために最大限努力したい。今後とも協力をお願いしたい」と述べました。

これに対し、村井知事は「国の責任者のちょっとした気の緩みから出たことばで深く傷つくこともあるので、くれぐれもご留意いただきたい。『やってよかった』と言える大会になるよう尽力してもらいたい」と述べました。

一連の会談を終えたあと、鈴木大臣は岩手県庁で記者団に対し「これからはなお一層、被災3県や災害を受けた市町村と連携を密にし、2020年の大会の成功のために再スタートを切りたい」と述べました。