模原市議選 くじ引きで
落選の候補が異議申し立て

今月、投票が行われた相模原市の市議会議員選挙で、最後の議席をめぐって得票数が同数で並びくじ引きで落選した候補が、無効票と判断された票の中に自分の有効票があった可能性があるとして、市の選挙管理委員会に異議の申し立てを行いました。

今月7日に投票が行われた相模原市議会議員選挙の中央区選挙区では、17人の定員のうち最後の議席をめぐって新人2人が3158票の同数で並び、公職選挙法の規定によってくじ引きで当落が決まりました。

このうち落選した松浦千鶴子氏は、無効票と判断された票の中に自分の有効票があった可能性があるとして18日、市の選挙管理委員会に異議の申し立てを行いました。

松浦氏によりますと、開票作業の複数の立会人が「無効票の中に『まつうらちかこ』などと一文字違いの票が3、4票程度あった」と話しているということで、無効票の再点検によって当落が入れ代わる可能性があるとしています。

相模原市選挙管理委員会の滝原哲也事務局長は「今後慎重に検討をして結論を出したい」と話しています。