友問題は統計不正と
似たような感じ」籠池氏

森友学園の籠池前理事長は、野党側が国会内で開いたヒアリングに出席し、平成26年4月に、安倍総理大臣夫人の昭恵氏とともに写った写真を近畿財務局に示した際のやり取りなどを説明しました。

森友学園の籠池前理事長と妻の諄子氏は18日、参議院予算委員会の集中審議を傍聴したあと、野党側が国会内で開いたヒアリングに出席しました。

この中で、籠池氏は、平成26年4月に、安倍総理大臣夫人の昭恵氏とともに写った写真を近畿財務局に示した際のやり取りについて、「お見せしたらびっくりしていた。『コピーさせてもらっていいですか』、『上に見せたい』ということで、そこから急激に動き始めたということですかね」などと述べました。

一方、18日のヒアリングには、野党側が出席を求めた、財務省と国土交通省、会計検査院の担当者は、いずれも出席しませんでした。

このあと、籠池氏は記者団に対し、国会審議を傍聴したことについて「森友問題は風化させてはいけないし、統計不正の問題とよく似たような感じだ。『安倍総理大臣や麻生財務大臣は言っていないが秘書官が言った』とか、そういう問題だと思う。指示を出していないと前には進んでいかないので、指示を1回出して、忖度(そんたく)が始まると思っている」と述べました。