民の利益にかなう」
「乱暴な財政運営の言い訳」

旧築地市場の再開発に関連した東京都の今年度の補正予算案は、6日の都議会の本会議で採決が行われ、都民ファーストの会や公明党などの賛成多数で、可決・成立しました。

旧築地市場の跡地は、豊洲市場をはじめとする中央卸売市場の収益などで賄う「中央卸売市場会計」で管理されていますが、都は、税収などで賄う一般会計からおよそ5600億円を支出し、いわば買い取る形で一般会計に移して再開発を進める計画です。

この費用が盛り込まれた今年度の補正予算案について6日の都議会の本会議で討論が行われました。

この中で、小池知事を支持する都民ファーストの会は「一般会計のもとで民間の知恵を生かしながら再開発を行うことが都民の利益にかなう」と賛成の意見を述べました。

一方、小池知事の都政運営に批判的な自民党は「税金の投入は明白で、乱暴な財政運営をごまかすための言い訳はやめるべきだ」と述べ、反対しました。

このあと、記名投票で採決が行われ、補正予算案は自民党や共産党などが反対したものの、都民ファーストの会や公明党などの賛成多数で可決・成立しました。

本会議の終了後、小池知事は記者団に対し「次の段階に進め、スピード感を持って対応できるようになった。民間の知恵を頂戴する方向で再開発を進めていきたい」と述べました。

小池知事 自民党の控え室訪問

都の今年度の補正予算案が可決・成立したことを受けて、小池知事は都議会の各会派に対し、あいさつまわりを行いました。

この中で、小池知事は補正予算案に反対し、次の都知事選挙をめぐる自民党の二階幹事長の発言で波紋が広がっている自民党の控え室も訪れました。

都議会自民党は吉原修幹事長ら幹部が対応しましたが、小池知事との間では都議会の各会派の動きについて短いやり取りがあっただけで、都知事選挙は話題にのぼりませんでした。

二階幹事長は6日朝の自民・公明両党の幹部の会合で、今後、都知事選挙についての発言を控える考えを示しましたが、小池知事は記者団に対し「いずれにせよ、都と、中央や国が連携を深めることは、オリンピック・パラリンピックなどの準備で不可欠な要素であり、これからもしっかり連携をとっていくことには何ら変わりがない」と述べました。