天皇陛下の在位30年にあたって開かれる政府主催の記念式典について、共産党の穀田国会対策委員長は「天皇の政治的利用が背景にあると感じざるをえない」と述べ、党として出席しない方針を明らかにしました。

天皇陛下が在位30年を迎えられたことに祝意を表するため、今月24日に政府が主催する記念式典が開かれます。

共産党の穀田国会対策委員長は記者会見で、「天皇の政治的利用という動きが背景にあるという問題を感じざるをえない。退位の問題には賛成したという意味で言うと、淡々と、国民として対応することが望ましい」と述べ、党として記念式典には出席しない方針を明らかにしました。

共産党によりますと、天皇陛下の在位10年と20年を祝う政府主催の記念式典にも党として出席していないということです。