生氏発言「厳しく自身に
問うてもらいたい」山口氏

麻生副総理兼財務大臣が、少子高齢化問題で、「子どもを産まなかったほうが問題だ」と述べたことについて、公明党の山口代表は、「極めて不適切な発言だ」として、自戒するよう求めました。

麻生副総理兼財務大臣は、3日の講演で、少子高齢化問題について、「子どもを産まなかったほうが問題だ」と述べ、野党側から「人権感覚がない」などと批判を受けて、発言を撤回し陳謝しました。

これについて、公明党の山口代表は、記者会見で、「発言だけをとらえれば、極めて不適切で、だからこそ撤回したのだろう。今後、誤解を招くような表現をしないよう、厳しく自身に問うてもらいたい」と述べ、自戒するよう求めました。

そのうえで、「子育て支援など全世代型社会保障の取り組みは大きな課題であり、国民の幅広い理解を得て進められるよう、財務大臣としての重い責任をしっかり果たしてもらいたい」と述べました。

自民 加藤総務会長「印象をよく考えるべき」

自民党の加藤総務会長は、記者会見で、「国民や特定の人たちに、どのようにことばが伝わり、どういう印象を持たれるのか、しっかり考える必要がある。麻生副総理は撤回したが、そうしたことがないよう、われわれも努めていかなければならない」と述べました。