三者性の偽装やめろ」
野党側推薦委員の参加要求

厚生労働省の不適切な調査の問題で、特別監察委員会が行う再調査について、野党側のヒアリングでは、独立性を担保するため、野党側が推薦する委員も調査に参加させるよう求める意見が出されました。

厚生労働省の統計調査が不適切な手法で行われていた問題で、野党側のヒアリングが行われ、厚生労働省は、特別監察委員会の調査に批判があることから、再調査を行う方針を説明しました。

出席した議員からは「特別監察委員会の『第三者性』を偽装することはやめるべきだ」として、独立性を担保するため、野党側が推薦する委員も調査に参加させるよう求める意見が出されました。

これに対し、厚生労働省は「進め方は委員に議論してもらうが、課長補佐以下のヒアリングは、直接、委員にお願いしている」などと述べるにとどまりました。

また、野党側からは「安倍総理大臣は『アベノミクスによって、実質賃金が増えている』と言ってきたが、本当の賃金の伸び率がわからない中で、消費税率の引き上げの判断ができるのか」といった批判も相次ぎました。