論の戦いの場だが
ルール守らなければ」大島氏

臨時国会での与党側の強引な運営で、国会は危機的な状況にあるとして野党6党派は、10日、大島衆議院議長に対し、国会の在り方を与野党で協議する場を設けるよう申し入れました。

臨時国会の閉会にあたって、立憲民主党など野党6党派の国会対策委員長は、10日午後、大島衆議院議長と会談しました。

この中で、野党側は、外国人材の受け入れを拡大するための法律の強行採決や与野党の合意がないまま、衆議院憲法審査会が開かれるなど、与党側の強引な運営が繰り返されたと指摘しました。

そのうえで、国会は、危機的な状況にあるとして、その在り方を与野党で協議する場を設けるよう申し入れました。

これに対し、大島議長は、「国会は言論の戦いの場だが、ルールは守らなければならず、建設的に協議できるよう努力したい」と述べたということです。

このあと、立憲民主党の辻元国会対策委員長は「大島議長には重く受け止めてもらった。来年の通常国会に向けて、何らかの形で話し合いができる環境があれば応じていきたい」と述べました。