法は国民のもの
各党で議論が重要」岸田氏

憲法改正をめぐり、自民党が改正案の提示を模索していることに、野党側が反発していることについて、岸田政務調査会長は「国会で各党が議論することが重要だ」と述べ、野党側も出席して議論が行われることに期待を示しました。

今の国会の会期末が今月10日に迫る中、自民党は今週6日に衆議院憲法審査会を開きたいとしていて、「自衛隊の明記」など4項目の憲法改正案の提示を模索していますが、野党側は「乱暴な運営だ」として反発しています。

これについて、自民党の岸田政務調査会長は、熊本県水俣市で記者団に対し、「憲法は国民のものであり、国民の理解を得るために、国会でしっかりと各党が議論することが重要だ。ぜひ議論を進めてもらいたい」と述べ、野党側も出席して議論が行われることに期待を示しました。

また岸田氏は、外国人材の受け入れを拡大するための法案について、「全国で切実な人手不足の声を聞く。政治がしっかりと責任を果たさなければならず、今の国会で法案を成立させたい」と述べました。

自民 吉田参議院幹事長「議論ぜすはいかがなものか」

自民党の吉田参議院幹事長は、長野市で講演し、「憲法改正を急ぐ必要はないが、憲法審査会で野党も一緒になって議論してもらいたい。議論もしないというのは、いかがなものか」と述べました。