民の中でさえ首相支持
55%は冷徹な事実」竹下氏

自民党の竹下前総務会長は、盛岡市で開かれた党の会合で、党の支持者にも安倍総理大臣の政権運営に批判的な人たちが一定数いると指摘したうえで、「来年の参議院選挙は、冷や汗どころではない、危機感を持たざるをえない」と述べました。

この中で竹下前総務会長は、先の自民党総裁選挙で安倍総理大臣の党員票の得票率が55%だったことをめぐり、「『アンチ安倍』という人たちが石破元幹事長に入れざるをえなかった状況もあって、ああいう数字になったと思う。自民党の中でさえも、安倍総理大臣の支持は55%だったというのは冷徹な事実だ」と述べ、党の支持者にも安倍総理大臣の政権運営に批判的な人たちが一定数いると指摘しました。

そのうえで、「これが参議院選挙ということになればどういうことになるか。冷や汗どころではない危機感を持たざるをえない」と述べました。

また、竹下氏は、編成作業が進む今年度の第2次補正予算案について、「国土強靭化」に向けたインフラ整備などのためにおよそ1兆1500億円が盛り込まれるとの見通しを示しました。