議員報酬が宮崎県内で最も低い五ヶ瀬町は、議員のなり手不足解消につなげようと、来年度から月額の議員報酬を４万円引き上げ22万8000円とする条例の改正案を町議会に提出しました。

五ヶ瀬町の町議会では、ことし５月に議員の死去に伴う補欠選挙が行われましたが、誰も立候補しなかったため、現在、定員９人に対して１人が欠員になっています。

五ヶ瀬町は議員のなり手不足解消につなげようと、平成15年度から据え置かれ、県内の市町村では諸塚村と並んで最も低い議員報酬を、来年度から月額で４万円引き上げて22万8000円とする条例の改正案を30日、町議会に提出しました。

改正案は町議会の最終日の来月７日に採決が行われる予定です。

五ヶ瀬町議会の小笠まゆみ議長は「自分より若い子育て世代にとっては、今の議員報酬だけで生活していくことは難しいと思うので、引き上げによって立候補する環境が整えばと考えている」と話しています。