衛隊 オスプレイ
国内配備を延期

自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐり、防衛省は、佐賀県内の関係者との協議がまとまるめどが立っていないうえ、暫定的な配備先として検討してきた千葉県の木更津駐屯地の地元とも調整がついていないとして、予定していたこの秋の国内配備を延期することを決めました。

陸上自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐっては、ことし8月、佐賀県の山口知事が受け入れを表明しましたが、地権者である地元の漁業関係者らとの協議がまとまるめどが立たないうえ、暫定的な配備先として検討してきた千葉県の木更津駐屯地の地元とも調整がついていません。

こうしたことから、防衛省は、予定していたこの秋の国内配備を延期することを決めました。

これについて、岩屋防衛大臣は記者団に対し、「陸上自衛隊のオスプレイの一時的な処置について、さまざまな選択肢を検討したが、今年度、納入予定の5機については、アメリカで教育や訓練を行うことにした。全体のスケジュールが遅れていることは確かだが、最大限の努力をして、一日も早い導入を実現したい」と述べました。