日韓議員連盟 菅前首相が新会長就任 “関係飛躍に役割果たす”

日韓関係が改善に向けて動きだす中、超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の新たな会長に自民党の菅前総理大臣が就任し、関係を大きく飛躍させるため役割を果たしていく考えを示しました。

超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の総会が国会内で開かれ、与野党のおよそ50人が出席しました。

総会では、10年にわたり会長を務めてきた自民党の額賀元財務大臣が、先の役員会の決定に基づいて菅前総理大臣を後任に推す考えを示し、拍手で了承されました。

このあと、菅新会長はあいさつで「この数年間の日韓関係は極めて厳しい状況にあったが、先日、訪日したユン大統領と会って関係正常化に向けた思いを聞き、強く印象づけられた」と述べました。

そのうえで「自由で開かれたインド太平洋の実現や拉致問題など、日韓で協力すべき分野は多岐にわたる。日韓関係を大いに飛躍させるべく、議員連盟の役割を果たしていきたい」と述べました。

議員連盟は今後、菅氏の早期の韓国訪問に向けて、韓国側と調整することにしています