島根県知事選挙に現職と新人の計3人が立候補

統一地方選挙の前半戦として、任期満了に伴う島根県知事選挙が3月23日告示され、現職と新人のあわせて3人が立候補しました。

任期満了に伴う島根県知事選挙に立候補したのは、届け出順に
▽共産党の新人で党の県西部地区委員長の向瀬慎一氏(52歳)。
▽無所属の現職で2期目を目指す自民党と立憲民主党、それに公明党と国民民主党が推薦する丸山達也氏(53歳)。
▽諸派の新人で元浜田市議会議員の森谷公昭氏(67歳)の3人です。

届け出を済ませた候補者たちは街頭などで政策を訴えました。

向瀬氏は「岸田政権は再び原発再稼働に固執している。丸山知事が出した島根原発再稼働の地元同意を撤回する。災害対策などの事業を行うことで仕事と雇用を増やし、命と暮らしを守る県政を進め、『住み続けられる島根』を目指して全力で頑張る」と述べました。

丸山氏は「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根をつくるために全力で取り組んできたが、まだ道半ばだ。人口減少に歯止めをかける『島根創生』を進め、新型コロナウイルスやさまざまな物価高騰への対策を講じて、県民生活と県内経済を守り抜いていく」と述べました。

森谷氏は「人口減少は問題でなく人口減少で次にどんな問題があるのかが大事だ。合理化が必要だ」と述べました。

17日間にわたる選挙戦では、▽丸山氏の1期4年の県政運営に対する評価や▽人口減少対策、それに▽物価高騰の影響が続く県内経済の立て直しや▽島根原子力発電所2号機の再稼働の是非などを巡って論戦が交わされる見通しです。
投票は4月9日に行われます。