かつてのN党 立花元党首 執行猶予付きの有罪判決 確定へ

政治家女子48党の前身のNHK党の党首を務めた元参議院議員の立花孝志被告(55)は、4年前、都内で受信料の契約・収納業務の委託先会社の元社員から受信契約者の情報を不正に取得した上でインターネット上に拡散させると脅し、NHKの業務を妨害したとして威力業務妨害などの罪に問われました。

裁判で立花元党首は、「政治活動であり正当な業務行為で違法ではない」などと無罪を主張しましたが、2審の東京高等裁判所は、「無関係な一般国民の個人情報を、自身の活動で悪用するために取得した。被告の行為がなければNHKが具体的な対応を余儀なくされることはなかった」などとして、1審に続き、懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。

元党首は、判決を不服として上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の今崎幸彦裁判長は23日までに退ける決定をし、執行猶予の付いた有罪判決が確定することになりました。