アントニオ猪木さん 追悼の10カウントゴング

2022年10月に亡くなった元プロレスラーのアントニオ猪木さんのお別れの会が7日、東京 両国国技館で行われ、交流のあった人たちや多くのファンが別れを惜しみました。

アントニオ猪木さんは横浜市出身で、17歳でプロレス界に入ると、数々の名勝負でファンを魅了し、引退したあとも格闘技大会のプロデューサーを務めるなど、長年にわたって格闘技の発展に貢献してきました。

また、国会議員として独自の人脈を生かして活動するなど幅広く活躍してきましたが、去年10月、心不全のため79歳で亡くなりました。

7日は、東京の両国国技館で猪木さんのお別れの会が行われ、およそ4800人の参列者が黙とうする中、追悼のゴングが10回打ち鳴らされました。

藤波辰爾さん「私の永遠の師匠で不滅のヒーロー」

そして、親交のあった人たちが追悼のことばを述べ、このうちプロレスラーの藤波辰爾さんは「あなたに出会って私の人生は大きく変わりました。ともに練習し、タッグを組み、時には戦いましたが、私の永遠の師匠で不滅のヒーローです。ときどきリングに会いに来てください。いつでも帰りを待っています」と述べました。

また、猪木さんの試合で実況を担当した古舘伊知郎さんは「猪木さんの試合ではさまざまな物語が生まれてきました。これからも猪木さんのことを語り続けさせていただきます」とたたえました。

このあと、献花が行われ、会場中央に設けられたリングに参列者が赤い花を投げ入れるなどして別れを惜しんでいました。