河野デジタル相「所管外」答弁12回繰り返す 野党は抗議へ

河野デジタル大臣は、2月13日の衆議院予算委員会で、ロシアとの北方領土交渉や原子力政策などをめぐる野党側の質問に対して「所管外だ」という答弁を合わせて12回繰り返し、野党側は「説明責任を果たしていない」と反発しています。

13日の衆議院予算委員会で、立憲民主党は、安倍政権で行われたロシアとの北方領土交渉について、当時、外務大臣を務めていた河野デジタル大臣に対し、交渉の経緯などを質問しました。

これに対し、河野大臣は「所管外だ」と答弁しました。

また、父親の河野洋平氏が官房長官だった際に、慰安婦問題の謝罪と反省を示したいわゆる「河野談話」の取り扱いや、原子力政策の考え方などをただす質問に対しても「所管外だ」と合わせて12回、答弁しました。

野党側は「説明責任を果たしていない」と反発していて、今後、理事会などの場で抗議する方針です。