不信任可決で失職の古越邦男村長 立候補断念 富山 舟橋村

10月、2度目の不信任決議が議会で可決されて失職した富山県舟橋村の前の村長の古越邦男氏は体調面での不安や後援会からの反対意見などを踏まえ、次の村長選挙へ立候補しないことを明らかにしました。

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古越前村長は役場の職員の間で繰り返されたパワハラ行為の責任があるとして、先月、村議会で2度目の不信任決議が可決され失職しました。

当初、古越氏は「村を再生するという思いが伝わらなかったのは悔しく、なぜ理解してもらえないのか」などと述べ、失職に伴う村長選挙に立候補する意向を示していましたが、3日、村内で後援会の会合を開き、改めて選挙への対応を協議しました。

会合のあと、古越氏は記者団に対し「腰などが悪く体調面に不安があり、家族や医師からも仕事を続けるのは難しいと指摘された。後援会からの反対意見なども含め総合的に判断し、立候補しないことを決めた」と述べ、立候補を断念したことを明らかにしました。

古越氏の失職に伴う舟橋村の村長選挙は今月22日告示、27日投票の日程で行われます。