立民「重大なハラスメント」 県議「自覚促す叱責のつもり」

立憲民主党は、党所属の神奈川県議会の議員2人が、議案への賛否をめぐり同僚議員から暴言を受けたと訴えていたことについて「重大なハラスメントだ」などと認定し、神奈川県連に対し、処分も含めた適切な対応を検討するよう求めました。
立憲民主党に所属する神奈川県議会の佐々木奈保美議員と野田治美議員は、ことし5月に採決が行われた県議会の議員定数や区割りに関する議案への賛否をめぐり、同僚議員から「議員を辞めたほうがいい」などと暴言や圧力を受けたと訴えていました。
立憲民主党は、双方から事情を聴くなどして審議した結果、作山友祐議員を「重大なハラスメントだ」としたほか、ほかの議員2人も「ハラスメントとされてもやむをえない言動があった」と認定しました。
そのうえで、岡田幹事長は、神奈川県連に対し3人に処分も含めた適切な対応を検討するよう求めました。
一方、作山議員は、NHKの取材に対し「発言自体は深く反省しているが、議員としての自覚を促す叱責のつもりだった。もう少し自分たちの言い分も聞いてもらいたい」と述べました。