立憲民主党と共産党 臨時国会で旧統一教会と閣僚の関係追及へ

秋の臨時国会を前に、立憲民主党と共産党の国会対策委員長が会談し、旧統一教会と閣僚や自民党との関係などについて、両党が連携して追及していく方針で一致しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長と共産党の穀田国会対策委員長は9月26日、国会内で会談し、10月3日に召集される見通しの臨時国会での対応を協議しました。

この中で両氏は、旧統一教会と岸田内閣の閣僚や自民党との関係を追及するとともに、いわゆる霊感商法などの被害者の救済と防止に向けて連携していく方針で一致しました。

また、先に自民党が実施した調査の対象に細田衆議院議長は含まれていないことから、議院運営委員会で細田議長本人が説明するよう求めていくことを確認しました。

このほか、物価の高騰を受けた経済対策に加え、東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件の全容解明に向けても、協力して取り組むことで一致しました。

会談のあと安住氏は記者団に対し「なんとかもう1回たたかえる野党の再構築が大事で、安倍元総理大臣の時代からの延長である『1強政治』を終わらせるため、共産党にも協力してもらわないといけない」と述べました。

また、穀田氏は「旧統一教会の追及を大きな柱として掲げる。国会での共同の取り組みは個別に判断していく」と述べました。