天皇皇后両陛下 エリザベス女王の国葬に参列

天皇皇后両陛下はロンドンのウェストミンスター寺院で行われているエリザベス女王の国葬に参列し、親交が深かった女王との最後の別れを惜しまれました。

天皇皇后両陛下は19日午前10時前、日本時間の午後6時前、滞在先のロンドン市内のホテルを車で出発されました。

天皇陛下はモーニングスーツ、皇后さまは黒のデイドレスを着て、ホテルの近くに集まった人に手を振ってこたえられました。

両陛下は各国の要人も乗り込むバスに乗り換えて、国葬が行われるウェストミンスター寺院に到着されました。

ウェストミンスターホールに安置されていたエリザベス女王のひつぎが、チャールズ国王に伴われてウェストミンスター寺院に運ばれ、国葬は、およそ2000人が参列して、19日午前11時ごろ、日本時間の午後7時ごろから始まりました。

式はおよそ1時間にわたって行われ、両陛下は、ほかの参列者とともに2分間の黙とうをささげ、親交の深かったエリザベス女王との最後の別れを惜しまれていました。

天皇陛下はイギリスに留学していた際、エリザベス女王からピクニックに誘われるなど家族の一員のように過ごしたということで、女王が温かい気持ちで親しく接してくれたことに、深く感謝されているということです。