立民「次の内閣」で政権獲得目指す 維新「まっぴらごめん」

立憲民主党は、「次の内閣」の初会合を開き、政権の獲得を目指して、経済や外交・安全保障などの政策発信を強化していく方針を確認しました。

立憲民主党は、今の執行部体制の発足に伴って、政権担当能力をアピールするため、かつて民主党などが置いていた「次の内閣」を設置しました。

「ネクスト総理大臣」の泉代表、「ネクスト官房長官」の長妻政務調査会長や、女性5人を含む合わせて13人で構成されていて、9月13日初会合が開かれました。

そして、政権の獲得を目指して、政府・与党に対抗する経済や外交・安全保障などの政策を立案し、発信を強化していく方針を確認しました。

このあと泉氏は、記者団に「政権交代は簡単ではないが、ネクスト大臣を置くことが政権担当能力があることを示す第一歩となる。代表の発信する政策を強力に推進していく体制を作り、政府と政策論戦を行っていきたい」と述べました。

松野官房長官「政策議論が活発に行われること望ましい」

松野官房長官は、午後の記者会見で「一般論として申し上げれば、各党において、さまざまな形で政策の議論が活発に行われることは望ましいことではないかと考えている」と述べました。

維新 吉村共同代表「立民による政権 まっぴら ごめん」

日本維新の会の吉村共同代表は、記者団に対し「民主党が政権をとったときのことを思い出すと、立憲民主党による政権は、まっぴら、ごめんだと思う。勝手に内閣に誰を入れるか選ぶのは自由だが、新たな執行部のメンバーを見ても、先祖返りしているような人たちばかりで、新たな可能性は感じない。そこで次の内閣を出したとしても、何の説得力もない」と述べました。