立民 新しい執行部が発足 幹事長に岡田克也元副総理

立憲民主党は両院議員総会を開き、幹事長に岡田克也・元副総理、国会対策委員長に安住淳・元財務大臣を起用するなどの人事案を了承し、新たな執行部が発足しました。

先月の参議院選挙での敗北を受けて、立憲民主党の泉代表は、党の体制を強化する必要があるとして、26日、国会内で開かれた両院議員総会で、新たな党役員の人事案を示しました。

それによりますと、
▽幹事長に岡田克也 元副総理、
▽国会対策委員長に安住淳 元財務大臣、
▽政務調査会長に長妻昭 元厚生労働大臣、
▽選挙対策委員長に大串博志 元総理大臣補佐官を起用します。

また、
▽代表代行には今の逢坂誠二氏に加えて、
新たに幹事長を務めてきた西村智奈美氏を起用します。

こうした人事案について、出席者から大きな異論は出ずに了承され、新たな執行部が発足しました。

これを受けて泉代表は、政権を担う政党となる準備を進めるため、党内に「次の内閣」を設ける考えを示したうえで、「国民のために働くのが立憲民主党だということを内外に強く発信していきたい」と述べました。

党所属14人に旧統一教会と関わり発表 岡田 安住 大串氏も

旧統一教会をめぐり、立憲民主党は、党所属の議員を対象に調査を行った結果、これまでに国会議員14人に何らかの関わりが確認されたと発表しました。
新たな執行部のメンバーの岡田幹事長と、安住国会対策委員長、それに、大串選挙対策委員長も含まれています。

このうち、岡田幹事長は、旧統一教会の関係団体「世界日報」の取材に応じ、1992年と2001年にインタビューの記事が、2002年に座談会の記事が、それぞれ掲載されていたということです。

また、安住国会対策委員長は、2010年に「世界日報」の取材に応じ、インタビューの記事が掲載されていました。

さらに、大串選挙対策委員長は、2015年から2019年にかけて、関係団体の会合に、秘書が3回、代理出席したほか、祝電も送っていたということです。