自民 井上議員 “旧統一教会の賛同会員だが動員や寄付はなし”

世界平和統一家庭連合」旧統一教会との関係を指摘されている自民党の井上義行参議院議員は3日、コメントを発表し、旧統一教会の「賛同会員」であることを明らかにしたうえで、選挙運動での動員や寄付はなかったと強調しています。

先月の参議院選挙の比例代表で当選し、3年ぶりに国政に復帰した自民党の井上義行参議院議員は、旧統一教会から選挙の支援を受けたのではないかという指摘がされています。

井上氏は、3日午前コメントを発表し「世界平和統一家庭連合や関連団体との関係についてお騒がせ、ご心配をかけていることをおわび申し上げる」としています。

旧統一教会との関係について「信徒ではなく、私の政策に賛同を得られたことから、一般的に『賛同会員』と呼ばれている」としたうえで、会費などは求められていないと説明しました。

そのうえで「選挙は、推薦団体が増えたこと、安倍元総理大臣の支援、世界平和統一家庭連合の企画など通じた呼びかけなど、応援していただいたすべての方々の結果だと思っており、感謝している」としています。

一方で、旧統一教会側から選挙運動での動員や寄付はなかったと強調しました。


井上氏は国会内で記者団に対し「私は信徒ではなく、寄付やお金のやり取りは一切ない。選挙協力については向こう側に聞いてもらわないとわからない」と述べました。

そして記者団が「議員辞職は考えていないか」と質問したのに対し、「考えていない」と述べました。
自民 北村経夫議員“旧統一教会創設者設立の団体関係者の支援”
自民党の北村経夫参議院議員はコメントを発表し「私の政治信条や活動に共鳴し、応援していただいたみなさまの中に『国際勝共連合』という政治団体の方がいたことは確認している」として、旧統一教会の創設者が設立した団体の関係者から支援を受けたことがあると明らかにしました。

そのうえで「2013年の参議院選挙で私の選挙事務所に旧統一教会の方が応援に来ていたという一部報道もあるが、私は、お会いしていない。事務所としてもどういう方が応援していたかすべてを把握するのは現実的に不可能だった」としています。

そして「事件になるような反社会的な行為があった組織とは一線を画すのは当然で、党とも相談して適切な対応をとっていく」としています。