郵便局 全国170か所で窓口業務休止 従業員のコロナ感染や濃厚接触

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国の郵便局では、従業員が感染したり、濃厚接触者になったりして、窓口業務を休止するところが増えています。

日本郵便によりますと、7月26日の時点で、従業員が新型コロナに感染したり、濃厚接触者になったりして、窓口業務を休止している郵便局は全国で170か所に上るということです。

7月中旬から休止する郵便局の数は増えているということです。

従業員が数人の小規模な郵便局が中心で、窓口のほか、ATM=現金自動預け払い機も休止しているところが多く、いずれも営業再開の時期は未定だとしています。

会社によりますと、従業員に感染者が出るなどした場合、近隣の郵便局から応援の要員を派遣するなどの対応をとっていますが、場所によっては人繰りがつかず窓口業務ができなくなっているということです。

一方、日本郵便では郵便物やゆうパックなどの配達業務に影響は出ていないとしています。

会社では利用者に対し、はり紙やホームページなどで近隣の郵便局を利用するよう呼びかけていて、感染拡大の影響が社会のインフラを担う郵便のサービスにも及んでいます。