来年5月の広島G7サミット“万全の警護含め円滑運営を”

来年、広島で開催するG7サミット=主要7か国首脳会議に向けて、政府は関係府省庁の幹部でつくる準備会議の初会合を開き、栗生官房副長官が万全の警護態勢を含め円滑な運営を目指して政府一丸となって準備に取り組むよう指示しました。

来年5月に広島で開催するG7サミットに向けて、政府は25日、総理大臣官邸で準備会議の初会合を開き、外務省や警察庁など関係府省庁の局長級の幹部およそ30人が出席しました。

この中で、栗生官房副長官は「G7に加え、招待国の首脳や多くの国際機関が参加する国際会議となる。サミットと関係閣僚会合は各開催都市の魅力や強みを世界に発信する重要な機会でもある」と述べました。

そのうえで「引き続き会議の円滑な運営と万全な警備を含め、政府一丸となって準備に取り組んでいただきたい」と指示しました。

そして、準備会議では今後、セキュリティ対策や広報などの部会を設け、具体的な対応の検討を進めることを確認しました。

磯崎官房副長官「政府一丸となって準備に取り組む」

磯崎官房副長官は午前の記者会見で「『G7広島サミット』は、G7に加えて招待国の首脳や多くの国際機関が参加する国際会議であり、サミットや関係閣僚会合の開催都市の魅力や強みを世界に発信する重要な機会でもある。円滑な会議運営の確保や警備、安全確保、積極的な広報などが重要な課題になる」と指摘しました。

そのうえで「本日の会合では、出席者からサミットに向けた準備状況について報告があり、栗生官房副長官から会議の円滑な運営と万全な警護を含めて政府一丸となって準備に取り組むように格段の協力を要請した」と述べました。