海道地震で政府
予備費5億4000万円支出

北海道で震度7の揺れを観測した地震を受けて、政府は10日の持ち回り閣議で、被災地に物資を送る費用として今年度予算の予備費から5億4000万円を支出することを決めました。

政府は北海道で発生した地震の被災地に向けて、地元自治体からの要請を待たず、国が物資を送る「プッシュ型」の支援を行っています。

政府は10日午後の持ち回りの閣議で、今年度予算の予備費からまずは5億4124万円を支出することを決めました。

政府はこの費用を使って、水や食料、避難所で使う仮設トイレや段ボールベッドのほか、電力の需給状況が厳しいことを踏まえ、病院の非常用電源に使う重油などを被災地に届けることにしています。

政府は今後も被災者の生活に必要な物資を支援することにしていて、現地の状況に応じてさらに予備費を活用するなど、追加の対策を講じていくことにしています。