千葉 市川 前市長使用の机といす 約2倍の300万円で落札

千葉県市川市の前の市長が使用し、オークションに出品されていた机といすが、およそ2倍の合わせて300万円余りで落札されました。今の市長は「今後、誤った税金の使い方はいたしません」とコメントしています。

市川市の田中甲市長は、村越祐民前市長が、市長室で使用していた有名デザイナーが手がけた机といすについて、「税金でぜいたくで高額なものを購入していた」として使用せず、ことし5月にインターネットのオークションに出品していました。

市川市によりますと、机といすは、使用した2年分の価値を差し引いた合わせて148万6650円で出品され、5日までに3件の入札があり、市内の法人がおよそ2倍の300万921円で落札したということです。

落札した会社は「実物を見て価値が高いものと考えて入札した」と話しています。

田中市長は「机といすの代金は、市の歳入に戻し、市民のために活用させていただきます。今後、市川市は誤った税金の使い方はいたしません」とコメントしています。