小学校でインフルエンザの学年閉鎖 都内公立校 おととし以来

東京 立川市の小学校で、インフルエンザによる学年閉鎖が行われました。都内の公立学校で、インフルエンザによる学年閉鎖などの措置がとられるのはおととし3月以来です。

都教育委員会と立川市教育委員会によりますと、立川市立第六小学校で、3年生45人のうち14人がインフルエンザに感染し、6月22日までの2日間、学年閉鎖が行われました。

都によりますと、都内の公立学校でインフルエンザによって学年閉鎖や学級閉鎖となる措置が行われたのは、おととし3月以来です。

23日の都のモニタリング会議では、現在冬を迎えている南半球のオーストラリアで、過去5年の平均を超えるインフルエンザの流行が起きていることが報告されました。

都の「専門家ボード」の座長で東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「オーストラリアの例を見ると、日本でもことし、インフルエンザが流行する可能性がある。新型コロナとの同時流行にも対応できるよう準備を進めていくことが大変重要だ」と指摘していました。