兵庫県知事の公用車「センチュリー」から「アルファード」に

リース料が高額だと批判を受けて解約した兵庫県知事の公用車、「センチュリー」の後継として採用された「アルファード」が納車されました。
県は、これにより4年間でおよそ800万円の経費を削減できるとしています。

兵庫県は、3年前に知事の公用車に高級車「センチュリー」を採用しましたが、年間およそ300万円のリース料が「高すぎる」として議会などから批判が相次ぎ、見直しを選挙の公約に掲げた斎藤知事が去年8月の就任直後に解約していました。

その後継として、県が入札を行って採用を決めたトヨタのハイブリッドのミニバン「アルファード」が2日に納車され、6月3日の朝、斎藤知事が乗車して登庁しました。
県によりますと、リース料はおよそ3分の1の年間95万円余りで、4年間でおよそ800万円の経費を削減できるとしています。
県によりますと、新型コロナウイルスの影響により自動車部品の工場の稼働が停止した影響などで、納車が遅れていたということです。

斎藤知事は「経費の削減につながり、県民の理解も得られると思う。車内はモニターがあるなど働くための環境もよく、『走る知事室』としてしっかり活用したい」と話しています。