ウクライナから避難の留学生 月11万円余りの奨学金支援へ

ロシアによる軍事侵攻でウクライナから日本に避難する留学生が増える中、国は月11万円余りの奨学金を新たに支援することを決めました。100人程度を対象に近く募集を始めることにしています。

文部科学省によりますと、ロシアによる軍事侵攻の影響で、ウクライナから日本に避難した大学生や研究者は今月11日までに106人に上っていて、受け入れ先の大学などでは授業料や生活費の支援などを始めています。

収束の兆しが見えない中、文部科学省はことし2月の軍事侵攻後に日本に入国した留学生やこれから留学する予定のウクライナ人の学生で、大学や大使館から推薦があった人を対象に新たな支援を始めることを決めました。

具体的には月11万7000円の奨学金を給付するほか、これから渡航する場合はその実費を支給し、入学金や授業料も国や大学が負担するとしていて、期間は1年間となります。

この支援は、日本語や日本文化の教育や研究に携わる人材を育成するための国費留学生の制度を使って行われ、全体の必要経費は1億5000万円程度になるということです。

面接試験による審査は行われますが、通常、必要となる日本語能力や専攻などの要件は緩和されるということで、100人程度を対象に近く募集を開始し、早ければことし7月以降に支援を始める見通しです。