“北朝鮮が長射程弾道ミサイル 近日中発射の可能性” 岸防衛相

岸防衛大臣は、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイル級も含む長射程の弾道ミサイルを近日中に発射する可能性があるとの見方を示しました。

北朝鮮の動向をめぐっては、アメリカのサリバン大統領補佐官が、5月20日から予定されているバイデン大統領の韓国、日本の訪問中にも、長距離弾道ミサイルの発射や核実験に踏み切る可能性があるとの見方を示しています。

岸防衛大臣は記者会見で「アメリカ政権の発言や報道についても、情報を共有し連携している」と述べました。そのうえで、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイル級も含む長射程の弾道ミサイルを近日中に発射するなど、さらなる挑発行動に出る可能性があるとの見方を示しました。

また、早ければ5月中にも核実験を行うための準備が整う可能性があるという認識も重ねて示しました。

岸大臣は「北朝鮮が国際社会に背を向けて 核・ミサイル開発を継続していく意図を有していることは明らかで、断じて容認できず、情報収集や分析、警戒監視に全力をあげる」と述べました。