ウクライナ入国 立民 小熊議員を厳重注意「ゆゆしき事態」

国会に事前申請を行わずにウクライナに入国した立憲民主党の小熊慎司 衆議院議員に対し、衆議院議院運営委員会の山口委員長は「ゆゆしき事態だ」などとして、厳重注意しました。

立憲民主党の小熊衆議院議員が退避勧告が出されているウクライナに、国会への事前申請をせずに入国したことをめぐっては、先週の議院運営委員会の理事会で立憲民主党が陳謝しましたが、与党側は衆議院としての対応が必要だと主張していました。

17日の理事会では、与党側などから「国会への登院停止に当たるくらい重い話だ」といった声も出されましたが、協議の結果、自民党の山口委員長が小熊氏本人と党の西村幹事長に厳重注意することで与野党が合意しました。

このあと山口委員長は、小熊氏と西村氏を委員長室に呼び「国会で許可していない国に入ったことは国会の権威に関わることで、ゆゆしき事態だ」などと述べ厳重注意しました。

これに対し2人は陳謝したということです。

小熊衆院議員「軽率だったと反省」

小熊衆議院議員は、厳重注意を受けたあと記者団に「今は国外の避難先からウクライナに戻る人が多いということで、本当の支援はウクライナに入ってみないとわからないという思いで入国した。義憤に駆られてのことだったが国会に対し事前の手続きをしていなかったことは事実で、軽率だったと真摯(しんし)に反省しなければいけない」と述べました。