自民 茂木幹事長「『ゼロコロナ』は中国と北朝鮮と立民だけ」

新型コロナ対応をめぐり、自民党の茂木幹事長は「『ゼロコロナ』をやっているのは、中国、北朝鮮、そしてわが国の立憲民主党だけだ」と述べ、立憲民主党の新型コロナ政策を批判しました。

自民党の茂木幹事長は、水戸市で講演し、新型コロナ対応をめぐり「どうにか全国レベルの感染状況は落ち着きを見せている。これまでの経験や知見を踏まえると、治療薬やワクチンを確保し、地域の医療体制も充実させながら『ウィズコロナ』のもと経済社会活動や日常生活を取り戻していくことに尽きる」と指摘しました。

そのうえで「どう考えても『ゼロコロナ』は現実的ではなく『ゼロコロナ』をやっているのは、中国、北朝鮮、そしてわが国の立憲民主党だけだ。政策は、現実的に進めていかなければならない」と述べ、立憲民主党の新型コロナ政策を批判しました。

4月にはこんな応酬も…

自民 茂木幹事長「立民の『ゼロコロナ』いかに非現実的だったか」

自民党の茂木幹事長は4月16日、仙台市で行われた党の会合であいさつし「新型コロナの感染状況は落ち着きを見せているが、コロナとの闘いは終わっていない。感染拡大の防止に最大限注意しながら経済社会活動を回していく、『ウィズコロナ』にも対応できる体制をしっかりと整備していくことが重要だ」と述べていました。

そのうえで「立憲民主党が『ゼロコロナ』と言っていたが、いかに非現実的だったか明らかになってきている。泉代表は最近、他党のことを『ああだこうだ』と言っているようだが、自分の党の間違いをきちんと反省し、国民に説明すべきで、批判ばかりで建設的な意見を言わないから党の支持率が低迷するのではないか」と指摘しました。

立民 泉代表「野党に反省を求めるのは、さっぱり意味が分からない」

立憲民主党の泉代表は、党の新型コロナ対策を自民党の茂木幹事長が批判したことについて、「自分たちが経済対策を十分に打てないことを反省していただきたい」と反論していました。

泉氏は、4月18日に開かれた党の執行役員会で「政権を運営できない野党に反省を求めるのは、さっぱり意味が分からない。自分たちが政治をしっかり動かせないこと、経済対策を十分に打てないことを反省していただきたい」と反論しました。

そして「政府の経済対策は小規模で、国民に届かないものになりそうで、茂木氏もいらだちが出てきているのではないか。国民のための政治に早く転換していきたいと思うが自民党が政権を担っている間は茂木氏にもう少し働いてもらいたい」と述べました。