参院選比例代表 立憲民主党の略称は「民主党」 国民民主党も…

夏の参議院選挙の比例代表で使う党の略称について、立憲民主党は「民主党」とする方針を決定しました。

立憲民主党は19日の常任幹事会で、夏の参議院選挙に向けて党の略称について協議し、去年の衆議院選挙と同様に「民主党」とする方針を決定しました。

西村幹事長は記者会見で、「去年の衆議院選挙で同じ略称だった国民民主党に党首会談を行いたいと申し入れてきたが受け入れてもらえず、総務省への届け出期限も迫り、判断すべきタイミングになった」と述べました。

去年の衆議院選挙では、立憲民主党と国民民主党が、いずれも略称を「民主党」としたことから、比例代表で、「民主党」と書かれたどちらに投票したかわからない票がおよそ360万票にのぼり、このほかの両党の得票数に応じて比例配分されました。

国民民主党も、引き続き「民主党」とする案を軸に検討していて、衆議院選挙に続いて、両党が同じ略称を使う可能性が高まっています。

立民“野党最多の1300万票目指す“方針

夏の参議院選挙をめぐり、立憲民主党は比例代表で1300万票の獲得を目指す方針を決定しています。

日本維新の会が比例代表で立憲民主党を上回る得票を目指していることを踏まえ、立憲民主党としては去年の衆議院選挙の比例代表で得た1150万票を上回る目標を打ち出すことで、野党で最も多い票を獲得したい考えです。

立憲民主党は目標の達成に向け、比例代表には支援組織の推薦を受けて全国で運動を行う候補者のほか、選挙区の候補者がいない県で重点的に活動を行う「地域型候補」を擁立し、票の掘り起こしを図る方針です。

維新“立民を上回る野党最多の得票を目標”

日本維新の会は、先月の党大会で「政権交代を目指す」と明記したうえで、その第一歩として、次の衆議院選挙で野党第1党を獲得することを目標に掲げた新たな活動方針を決定しました。

また夏の参議院選挙については、改選議席の倍にあたる12議席以上の獲得に加えて、「野党のリーダー」として存在感を発揮するために、比例代表で、立憲民主党を上回る、野党最多の得票を目標とすることを確認しました。