ANA客室乗務員 米子市の観光協会に 移住して兼業で

新型コロナの影響で厳しい経営が続く全日空の社員の兼業を受け入れている鳥取県で、新たに2人の客室乗務員が米子市の観光協会で働くことになり、辞令が手渡されました。

鳥取県は新型コロナの影響を受ける全日空の社員が、県内に移住し、兼業できるよう支援する取り組みを進めていて、これまでに客室乗務員3人が、県庁や鳥取市のテレビ局で働いています。

新たに東夏海さんと佐々木陽平さんの2人の客室乗務員が、米子市の観光協会で働くことになり、米子市役所で、観光協会の会長を務める伊澤勇人副市長から辞令を手渡されました。

2人は客室乗務員として、国内線での業務に従事しながら、月に8日ほど観光協会に勤務し、SNSを活用して観光名所の魅力を発信するほか、民間の移住者の視点で市内の観光業を活性化する方法を検討するということです。

佐々木さんは「地域振興に携わるのは非常に貴重な機会なので、客室乗務員として学んだことを観光協会で生かしたい」と話していました。

また東さんは「とてもワクワクしている。もっと米子市のことを知って大好きなまちにしたい」と話していました。