共産 選択的夫婦別姓 “内閣府の世論調査結果は極めて恣意的”

「選択的夫婦別姓」をめぐる内閣府の世論調査の結果について、共産党の穀田国会対策委員長は30日「極めて恣意的(しいてき)な調査だ」と批判しました。

夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」をめぐって、内閣府が行った世論調査の結果が先週発表され、
▽「夫婦同姓の制度を維持した方がよい」は27%
▽「選択的夫婦別姓の制度を導入した方がよい」が29%でした。

これについて、野田女性活躍担当大臣は先週、調査の中に「夫婦同姓を維持したうえで旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」という選択肢が含まれていたことに対し「非常に分かりにくい」などと述べ、調査の在り方に疑問を呈しました。

30日、共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で「野田大臣も指摘しているように調査は全体的に極めて恣意的で、回答を一定の方向性に持っていこうという意図がありありだ」と批判しました。

そのうえで「国民が『選択的夫婦別姓』を望んでいるのは明らかで、早期の実施につなげたい」と述べました。